恩知らず


長い間、仕事もなく、家にいて、

考えることばかりが続いた。

ある日、ふと、思い出した。

これまで大勢の人から受けてきた恩恵。

日頃は忘れていた。

ほとんど思い出さなかった。

気づかないできたようだ。

父や母から受けた恩だけじゃない。

先生、友人、彼女、家族がくれた恩。

たぶん、気づかないふりをしてきた。

まったくの恩知らずだ。

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油断大敵(ゆだんたいてき)


 日本で、緊急事態が全面解除になった。だが、油断大敵だ。たいしたことはないと思って、たかをくくって油断をしていたら、思わぬ失敗をする。油断こそ最大の敵だということだ。「油断大敵」を英語で言うと、”Security is the greatest enemy.”

 日本には、他にも「念には念を入れよ」とか「浅い川も深く渡れ」、「石橋を叩いて渡る」など、物事を慎重に行うようにと示唆することわざがある。

 緊急事態が解除されても、日本人の心の中には油断大敵という気持ちがあるはずだ。決して、第二波は呼び込まないという慎重な姿勢がある。

 だから、一気に気が緩むことはないだろうが、それでも経済を復活させるには、ホテルに泊まる人、観光地に行く人、レストランを利用する人が増える必要がある。今は、ゆっくりと経済活性化へ向かって進むことが大事だ。

 公園は、初夏の花で彩られている。解除の知らせを聞いた人たちで、どっと押し寄せて、これから賑わうことだろう。いい季節の到来と人々の幸せを願っている。

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国家を守るのか、人民を守るのか?


 今、中国で全人代の会議が行われているが、その中で、香港のために、「国家を守る法」を作ろうとする話し合いがなされているそうだ。民主主義を信じる香港市民は激怒している。

 「人民を守る」というのではなくて、「国家を守る」ということばにひどく違和感を感じた。第二次世界大戦中の大日本帝国もそうであった。国民を守るのでは無くて、国家を守る法「治安維持法」ができた。

 日本の警察ドラマでよく見られることだ。国民を守るより、警察組織、ひいては国家を守るために国民や市民を犠牲にする大臣や官僚たち。それに立ち向かう検事や刑事の姿がよく描かれている。

 政府が自らの政府、国家、人民、そのどれを重視するのかという問題だが、戦時中の日本は国を大事にした。今、中国も同じように人民より、国家というより、党の存在を守るために奔走しているようだ。

 今の日本も似たようなものだ。国家は何のために存在するかと、国民の利益よりもリーダーの安泰のために法律を作ったりしている。

 covid-19より暗い話だが、「人民の人民による人民のための政治」は、今の世界、どこを探してもなさそうだ。世界の中心は独裁者たちに支配されている。人民より、自己が第一のようだ。もちろん国のことを考えているが、国民のことは二の次のようだ。

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緊急事態解除?


 先月4月7日に出された緊急事態宣言だが、今もまだ宣言が続いている5都道県(北海道、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)で26日午前0時から解除されそうだ。明日25日午前中の会議で解除されるかどうかが決まるようだが、解除されても、はしゃぐことはできない。第二波を防ぐためにも「石橋を叩いて渡る」ような警戒心が必要だろう。

 ぼくは、もともと、どこかで美味しいものを食べたいとか、誰かのコンサートを見に行きたいとか、こんな映画を見たいとか、どこか名所へ行きたいとか思ったことはほとんどなかった。友達がコンサートを聴きに行くというので付き合ったり、カラオケに行くからというので付き合ってきた。冷たいようだが、どの場合もぼくの気持ちはなかった。

 結婚したとき、妻が洋画が好きだったので、いっしょによく見たものだ。子どもが小さい頃、アニメをいっしょによく見たものだ。今はそのどちらも見たいと思わない。今は認知症の母がサスペンスドラマが好きだというので、何度も同じドラマの再放送をいっしょに見ている。

 行列に並ぶのは好きじゃなくて、例えば、レジで並んでいたら、買い物も止めてしまうぐらいだ。母が寿司が好きで、スーパーで寿司を買うことも多い。また、回転寿司の寿司も喜ぶので時々行くが、並んでいたら、入らない。行列に並ぶのはバス停か駅のホームだけだ。

 さて、この緊急事態宣言中、仕事がなくなったこと以外、生活はあまり変わっていない。宣言が解除されても仕事が始まらない限り、生活は変化がないだろう。まあ、散歩の範囲が少し広がるぐらいだろう。それだけでも、少しは明るい希望だ。

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いちばん大切なこと!


 生きていく上で最も重要な問題は何だろうか。多くの人はあなたの持ち物が多くの人から認められることが重要なことだと言うだろう。

 しかし、気をつけなければならない。外見に惑わされてはいけない。持ち物の中には家や車やお金といったものも含まれるが、そうしたものばかりを見ていたら、不幸なことになる。

 もっとも重要なことは、将来を見通して、どう生きていくかだ。そのために必要なのは家や車やお金などの外見などではない。また、占いの道具でもない。

 必要なのはただひとつ。どんな心を持っているかだ。生きていく上で重要なことはどんな心で生きていくか、どんな観点で未来を見ているかということだ。

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自閉!


 仕事がなくなって、数ヶ月。

 同居する母以外との会話はほぼない。

 言葉を交わすのはスーパーのレジ係だけ。

 すれ違う人とは挨拶さえもしない。

 週に2日か3日散歩を兼ねた買い物に出ている。

 残りの4日から5日は自宅から出ていない。

 時間が止まったような気がする。

 一日24時間がゆっくりと流れる。

 息が詰まるような日々を毎日繰返している。

 毎日眺める夕景もこのごろは曇空が多い。

 そんなに眺めたい気持ちも薄くなっている。

 雨雲に押し込められたような気分だ。

 地図を広げてみても、行きたいところもない。

 希望は明るくもなく暗くもない。

 何の望みもなく、空はひどく薄い。

 ただ、ぼんやりとした中、できることをして、

 ただ、日々を過ごしているだけだ。

 この先、何が起ころうと、動揺もしない。

 今はただ、静かにしているだけだ。

 見えない何かが変わるのを待っている。 

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連鎖!


復讐は復讐を産む。

憎悪は憎悪を産む。

悲壮は悲壮を産む。

憂鬱は憂鬱を産む。

笑顔は笑顔を産む。

希望は希望を産む。

幸せは幸せを産む。

施しは施しを産む。

愛情は愛情を産む。

救済は救済を産む。

希望は希望を産む。

連鎖は終わらない。

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独裁者


民主主義は国民がリーダーを選ぶが、詐欺まがいのリーダーが民意を操り利権に走る。

帝国主義国家においては、政府の中で、巧みに権力を手中にした者が私利私欲に走る。

独裁者はどこにでもいる。国民のための真の政治を実行する政治家は得がたいものだ。

人を騙す奴はいつもいる。いつだって人はみんな騙されないように気をつけるべきだ。

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信!


 大好きな論語の中に、次のような一節がある。孔子先生に弟子が聞いた。「兵と食と信のうち、やむを得ず削るとしたら何か?」と。先生は「兵だ!」と答えた。弟子がまた聞いた。「食と信のうち、やむを得ず削るとしたら、どちらか?」先生は「食だ!」と答えた。最後に残るのは「信」だ。

 つまり、政治において、一番大事なのは「信」、政府に対する国民の信頼だ。次が「食」、経済だろう。三番目は「兵」、軍事だ。軍隊と経済と信頼の三つのうち、何を大事にするかということだ。政治家には、やはり、信頼をいちばんにしてほしいものだ。

 ところで、世界の国のリーダーたちは何を一番にしているだろうか。米国のトランプ氏は「食」ならぬ「職」だろう。まあ、言い換えれば、やはり経済ということだろうか。中国の習近平氏はというと、「兵」、軍事、あるいは、中華思想による国家第一主義か。ちょっと孔子先生の意見とは違うようだ。他国に借金をさせて、返せなければ、その国の領土を奪い取るという悪徳高利貸しのようなこともやっている。

 さて我が国はどうだろうか。軍事も経済もうまく行っているように見えないが、もっともだめなのが、信頼だ。信を真っ先に捨てている。たとえば、コロナ禍の中、開かれている国会で検察庁法の改正というまったく不要不急な法案を提出して、国会を無駄な討論の場にしてしまった。首相の友人らしき検察庁の検事長の定年を延長させようとしたのだが、その検事長が緊急事態宣言が出ている最中、犯罪である賭け麻雀をしていたという。

 日本の政府はまったく信頼を失ってしまった。ある国が、コロナ対策について、世界のいくつかの国民に調査をしたという。そのニュースによると、日本は感染者数も死者数も世界と比べたら、少ないほうであるにもかかわらず、信頼されていないという。それも当然だ。国民の信頼より、友人の信頼を優先させるという愚かな選択をしたのだから。

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五月という季節


 アヤメやサツキやシロタエギクの咲く季節、まもなく、鮮やかなアジサイの季節を迎える五月。日本は多くの地域で緊急事態宣言を解除した。

 五月は初夏を迎え、行楽の季節。花が次第に華やかになる季節。誰もがどこかへ出かけたくなる季節。会えない人たちと会いたいと思う季節。

 だが、けっして浮かれていてはいけない。必ず、第二波は強大になってやって来る。石橋を叩いて渡る気持ちが欠かせない。それでも自然を享受したい。

 世界の感染者数は500万人に迫っている。死者数も33万人近い。モグラたたきのように感染は広がる。完全な終息までは長期にわたって、警戒すべきだろう。

 かつての浮かれた時代も自己中心的な時代も終わった。これからは地球環境を守る時代が来るだろう。できれば、世界が協調し合う時代がくることを楽観的に予想している。

 何はともあれ、大好きな五月という時を過ごしていることは間違いない。世界がどうであれ、この季節を出来うるかぎり味わいながら喜びたい。

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