鳩山一郎と鳩山由紀夫


 6月2日、鳩山由紀夫氏が首相を辞任し、その二日後には菅直人氏が首相に選ばれた。
 鳩山氏の辞任について、世論は「マニュフェストが実行できないのだから当然だ」と言っているようだが、しかし、事業仕分け、子供手当てと次々に政策を実行し、多くの道を開いたのは評価しなければならない。また、官僚主導を政治化主導に導こうとしたこと。確かに完全にできたとは言い難いが、道筋を作ったことは事実だ。また、アメリカ寄りの政治をアジア寄りの政治に切り替えようとしたことも、それゆえにアメリカに嫌われ、日米関係がギクシャクしたため、辞任に追いやられたと見る人も多いが、しかし、これもアジア重視の政策の道筋を作ったことは大いに評価すべきだ。
 また、「命」を大事にする政治という国民重視の政治は姿勢、友好の政治といった方向性に間違いはない。ただ一つ間違いがあるとすれば、無理なことをマニュフェストに書いて、それが実行できなかったこと。マニュフェストは方向を示したものなんだから、できないものがあっても当然なのだが、これを種に責められて、実行しようと焦ったことだ。焦らずじっくりやればよかった。そういう神経の図太さがあればよかったのにと思われる。
 いずれにしても、初代自民党の総裁で総理大臣であった鳩山一郎と、民主党の総裁で、初めて総理大臣になった鳩山一郎氏の孫、鳩山由紀夫、どちらも、アメリカを向いていた国政をアジアへ向けさせた功績は素晴らしいと思う。
 
 

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