沢口靖子がパチンコの宣伝に出ている！？

　昨日テレビを見ていて、ショックを受けた。

　大好きな女優がテレビのコマーシャルに出ていたので、何の宣伝だろうと見ていたら、パチンコの宣伝だった。

　先日、若い男性が金を奪う目的で、同じアパートの女性の部屋に侵入し、女性を殺してしまったという事件があった。その後、某テレビ局がその犯人の男性がよく行っていたパチンコ店の店主にインタビューをしている映像が放送された。

　「そうですね、彼はよく来ていました。一日に10万円くらい負けていましたね」

　そう答えるのを聞いて異常なものを感じた。なぜなら、パチンコで金を賭けるのは賭博として禁じられているはずだからだ。違法なことをしていることを当然のように言う店主の言葉に驚いたのだが、どうやら、パチンコは暗黙のうちに認められた賭博となっているようだ。

　わたしはかつてパチンコにはまり、食うものもなくなり、三日間絶食したことがある。餓死するか、犯罪に走るかのどちらかだという極限状況に到ったことがあるから、彼の心理がわかるような気がする。パチンコにはまる人が悪いのは言うまでもないが、パチンコ屋がどこの駅前にも当然のように存在する現実のほうをまず是正しなければならないのではないだろうか。

　ところが、最近、公共放送のテレビで宣伝されているのだから、これは異常を超えている。その宣伝をしている著名人は何を考えているのだろう。

　わたしの好きな芸能人たちが、テレビで次々とパチンコの宣伝をしている。どう考えても、おかしいし、残念だ。和田あきこ、加山雄三、沢口靖子など、日本の優れた歌手や俳優たちがパチンコの宣伝をしているのは実に残念だ。違法の手伝いをしているのだから、彼らは犯罪者に等しい。

　麻薬や殺人を取り締まるだけでなく、この江戸時代の賭場に等しい違法賭博を早く撲滅して欲しい。わたしは警察諸君に願う。