上河原堰堤と二ヶ領用水


二ヶ領用水(にかりょうようすい)とは、「稲毛・川崎二ヶ領用水」というのが正式名称で、1611年に竣工した南関東最古の人工農業用水だ。上河原の堰堤により、多摩川から取水し、川崎市多摩区、高津区、中原区、幸区を流れている。

徳川家康の命令を受けた用水奉行小泉次太夫が、地域農民の協力を得て、14年の歳月を要して完成させた。今は農業用水としての役割を終え、残された幹線水路は環境用水として保全されている。親水護岸化され、市民が憩える散策路として整備が進んでいる。

二ヶ領用水に多摩川から取水するため、初めて造られた取水堰が、「二ヶ領上河原堰(にかりょうかみがわらぜき)」である。堰(せき)は堰き止める意味の「堰(せ)く」が名詞化したもの。当初、堰は竹で編まれた蛇籠(じゃかご)に石を詰めたものを並べたものだったため、洪水や台風などで、幾度も流され、その度に修復してきたそうだ。

近代に入って、農業用水だけでなく、目覚ましく発展した川崎地区の工業用水としても利用されるようになり、渇水時にも水を確保できるようにするため、コンクリート堰堤(えんてい)とする計画が浮上したが、東京と川崎の間で何度も協議が重ねられ、第二次世界大戦のさなか、1945年6月ようやく完成したということだ。

堰のある土手に立つと、川幅が広く、青々とした上流部と、水量の少なくなって、広い河原に囲まれた下流部とが見渡せる。下流部では広い河原でバーベキューを楽しむ人もいる。土手を歩いていると、しばしば、サイクリングやジョギングをする人たちとすれ違う。

用水路の水辺は散策路として整備されている。家族で釣りを楽しむ人たちもいる。4月初めころなら、桜が水路を覆い、美しかったことだろうと思うと、4月末に来たことを少し残念に思った。

<上河原堰堤までのアクセス:南武線中野島駅から歩いて10分程度>

NCM_3598 NCM_3599  NCM_3606 NCM_3607 NCM_3613 NCM_3617 NCM_3618 NCM_3620  NCM_3630 NCM_3631

詳しくは、wikipedia 二ヶ領用水を参照。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E3%83%B6%E9%A0%98%E7%94%A8%E6%B0%B4

wildsum について

I am a Japanese language teacher. I like to soccer and cooking,walking.
カテゴリー: エッセイ, 関東風景写真, 撮影・散策 タグ: , , , , パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中