花の色は移りにけりな


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今、テーブルの上に、粗末な花瓶に差した美しい花がある。卒業式の日にもらった花だ。それが次第に色あせてきた。もうすぐ枯れそうだ。

そんな花を見ていると、思い浮かぶ和歌がある。

花の色は うつりにけりな  いたずらに  わが身世にふる  ながめせしまに

花の美しさ(若い女子の美しさ)は変わってしまったなあ!長雨を眺めている間、何ということもなく生きて物思いにふけっている間に、私は老けてしまった。

何となく己の姿も重なる。何気なく過ごしている間に私は年を取ってしまった。若いころに何をしたのだろうか。今からでも遅くない。なにかをしたという実績を残したいという気持ちもある。

だが、これでいいのだ。精一杯生きて、次第に年を取り、そして衰えて行く。それでいいのだと思う。

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wildsum について

I am a Japanese language teacher. I like to soccer and cooking,walking.
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