桜の和歌-東京でも開花-


東京でソメイヨシノが開花したそうだ。つまり、東京の標準木が5~6輪花を開いたという。朝日新聞天声人語でも紹介しているが、古今、桜を歌った歌は数多い。

私の最も好きな歌は、

願わくは 花の下にて 春死なむ その如月の 望月のころ / 西行法師

・・・期待しているのは 花の下で 春に死ぬこと、それも旧暦2月の 満月のころです

※今年のきさらぎの望月は4月4日。さて、そのころ桜はどうだろうか。

次に好きな歌は

世の中に 絶えて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし / 在原業平

・・・世の中にまったく桜がなかったら、春を迎える日との心はのどかでしょうね

※春が来ると、桜が散るのを心待ちにする、また散るのを悲しむ人びとの心は、もしも桜がなかったら、のどかでいられるでしょうね。逆説的に桜があるからいいという。

春霞 たなびく山の 櫻花 見れども飽かぬ 君にもあるかな / 紀友則

・・・春霞のたなびく山に咲く桜の花はいつ見ても飽きることはありません。あなたも同じように何度見ても飽きることがないのです。

※大好きな人と桜ともに飽きることがありません。

桜花 今ぞ盛りと 人は言へど 我れは寂しも 君としあらねば / 大伴池主

桜の花が今満開だと人は言うけれど、私は寂しいよ、あなたといっしょじゃないから

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wildsum について

I am a Japanese language teacher. I like to soccer and cooking,walking.
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