阿倍仲麻呂に別れを告げる李白


哭晁卿衡

日本晁卿辞帝都 征帆一片遶蓬壶

明月不帰沈碧海 白雲愁色満蒼梧

日本の晁卿(阿倍仲麻呂)が唐の都長安を去ろうとしている
一片の去りゆく帆影は東の海にある蓬莱山を廻っていった。
明るい月のように輝いていた君は大海原に沈み
白い雲と悲しみに沈んだ色がこの海岸に満ちている。

贈汪倫

李白乗舟将欲行 忽聞岸上踏歌声

桃花潭水深千尺 不及汪倫送我情

私、李白が小舟に乗って桃花潭に別れを告げようとした時
ふと聞こえてきたのは岸辺で足を踏みながら歌う声
ここ桃花潭の水深は千尺もあるというが、
わたしを見送る汪倫の情の深さには及ばない

山中問答

問余何意栖碧山 笑而不答心自閑

桃花流水杳然去 別有天地非人間

人が尋ねる、どういうつもりでこんな山中に住んでるのかと
笑って答えず、心は落ち着いていてのどかだ
桃の花びらが川の水に落ちて、流れ去っていく
ここには人間世界とは別の世界があるのだ。

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wildsum について

I am a Japanese language teacher. I like to soccer and cooking,walking.
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