如月望月!


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護国寺の境内が次第にピンク色に染まっていく。

このお寺は夏目漱石の「夢十夜」にも出てくる大きなお寺で、毎日のように偉い人のお葬式が行われている。

先日は船村徹氏の葬儀が行われていたが、いつも何とか社の社長や会長といった肩書の人たちの葬儀が多い。駆けつける人も大勢いる。喪服の人たちがいっぱい駅から出てくる。

ピンクの桜に見送られるのもいいなと思った瞬間、思い出されたのは、西行の歌だった。

願わくは花の下にて春死なむその如月の望月のころ

(願わくは、花の下で春に死にたいものだ。如月の望月のころに!)

西行法師はこの歌をある年の秋に詠み、ほんとうに明くる年の如月の望月のころ、満開の桜の下で亡くなったという。

そういうのっていいなと共感する。昨年、桜が開花した3月23日は旧暦で、ちょうど如月望月の日だった。あんな時に西行はなくなったのだと思うと、感慨深い。今年の如月望月は3月12日だ。満開どころか、開花もないのが残念だ。

wildsum について

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