ソフトバンクホークスがパリーグ優勝した。ホークスファンは大喜びだろう。だが、ライオンズファンで、犬を宣伝に使うソフトバンクが嫌いなわたしにとって、今日は最低の日だ。
立場が変われば喜びも悲しみに、悲しみも喜びになる。
以前、ライオンズとホークスの試合観戦のチケットが当たって、博多の球場に行ったことがある。関はホークスファンの席だった。ライオンズが点を入れると、わたしは大喜び、周りがシーンとしている中で、わたしは一人大喜び、声を落として、小さなガッツポーズ、「やった!」。反対にホークスが点を入れると、周りは大喜び、わたしは一人がっかり!試合はホークスが勝ち、お祭り騒ぎの中、一人肩を落として帰った。そんな過去をふと思い出した。
ところで、ホークスの監督工藤公康氏はライオンズでスタートし、大事に育てられ、一流選手になった人だ。彼が監督として優勝したのはうれしい。ただ、ソフトバンクというのが気に入らない。工藤監督にはおめでとうと言いたいが、ソフトバンクという会社が嫌いだから、ソフトバンクにはおめでとうと言いたくないし、喜べない。
今日、ライオンズはホークスに敗れ、ホークスがリーグ優勝した。だが、まだ、クライマックスシリーズがある。何とか、そこで、雪辱を晴らして、日本シリーズに進出し、広島カープと日本一を争ってほしい。セリーグの好きな球団、広島とパリーグでいちばん好きなライオンズが戦うなら、最高にうれしいことだが、まあ、夢のような話だ。