12月31日


 去年今年貫く棒の如きもの

高浜虚子

 今日は大晦日。欧米では元旦、つまり1月1日のイブそうだが、日本では、一年の終わりの日として意識されている。多くの日本人は年末になると、大掃除をして家中をきれいにし、年が迫れば、門松を立て、注連飾りや鏡餅を飾り付け、新年に食べるおせち料理を用意して、大晦日を迎える。31日の深夜には、年越しそばを食べ、来る年の年神様を迎える。

 12月31日も1月1日も、それほど差のない一日だが、それでも、一日の区切りと同じように一年の区切りをつけることで、誰もが何か違う自分になろうとするのではないだろうか。今日の自分と明日の自分は違うというように、今年の自分はあまりよくなかった、来年こそはよい一年にしよう。あるいは、いい一年だったが、来年はもっとよい年にしようというようにだ。

 だけど、今年であれ来年であれ、一日はどの日もやはり大切な日だ。今日も明日もいつでも同じ精神で一日をせいいっぱい生きる。そのことに変わりはない。高浜虚子の句はそんなことを言いたかったのではないかと一人かってに解釈している。去年も今年も貫く棒のような変わらない精神を持って生きているというように感じるのだ。

 何はともあれ、2018年が終わり、2019年が始まる。現代の年齢の言い方は誕生日が来て一歳増えるという満年齢だが、昔は年が明ければ一つ年を取るという数えの年齢だった。生まれた年は1歳、そして、新年になれば2歳だ。だから、新年はとても重要な意味を持っていた。さて、平成最後の2019年は干支で言うと癸亥(みずのとい)になる。どんな年になるか楽しみだ。

wildsum について

I am a Japanese language teacher. I like to soccer and cooking,walking.
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12月31日 への2件のフィードバック

  1. とんび より:

    そうですね~
    12月31日と 1月1日 ただ区切りを付けただけで・・・
    繋がった日々ですね
    誕生日が来て 一つ歳を取ったって・・・昨日の今日ですから
    ただ 変わらないのは 刻一刻と寿命を縮めている事
    今の今も!! 1秒1秒と・・・
    残りの寿命が決まっているのなら・・・!!!

    いいね

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