愛!


確かに過去において、ぼくにも他の誰にも愛があったと思う。だが、それは一瞬の記憶だ。一瞬の愛こそ真実だ。永遠の愛などありえない。そう思うこともまた誤りかも知れないが、そう思うほかないというのが今のぼくの真実だ。

今、愛をささやく声を聞いても、また遠い記憶の彼方に消えて行くものだと思うと、そんな言葉も浮ついて聞こえる。何もかもが空しい。決して永遠なものはない。若い時、知り得た美しい花のような美しい人も今は年老いて、老醜をさらしている。自己も他人も何もかも枯れていく。愛も枯れて行く。枯れることこそ真実だ。

美しい箱に入れられた真実の魂もあれば、醜い箱に入れられた魂もある。そのどちらも同等の価値を持っているが、見た目には大きな差がある。偉大に見える箱もあれば、ありふれた箱もある。そうした箱を見て、人は迷いの世界に入る。だが、真実は美醜を越えたところにある。

己の魂の美醜をすべて認めることが大切だ。善悪も美醜もあるがままの姿を認めて、愛すること。それこそ、本当の愛だ。真実は見た目を捨てたところにあるのは間違いのないことだ。

wildsum について

I am a Japanese language teacher. I like to soccer and cooking,walking.
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