日本のプロ野球の今シーズンが始まって、3試合が消化されたが、例年応援している埼玉ライオンズと広島カープの調子があまりよくない。一方、好きになれないジャイアンツとホークスが調子いい。
日本のプロ野球は、ほとんどが企業名で呼ばれる。もし、その企業が嫌いだとその地域に住んでいてもチームまで嫌いになってしまう。埼玉ライオンズも西武鉄道が親会社で、多くの人が西武と呼んでいるが、チームの親会社が西鉄だったころから応援してきているため、嫌いになれない。広島カープは市民球団であって、企業名は入っていないから好きなのだ。
嫌いなチームのうち、ジャイアンツは、読売新聞が親会社で、そのオーナーが傲慢な態度でニュースを騒がせていた。それに、他球団の中心選手を引き抜くのだが、それで、他球団が弱くなる。そういう態度が好きになれなかった。また、地域性が乏しく、どこの地域の球団かわかりにくいところも好きになれない理由だろう。
一方、サッカーJリーグは、地域性を重要視し、球団名に企業名は入らない。企業名はユニホームに描かれるだけだ。その点、世界中のサッカーチームと同じだ。アメリカの野球もそうだ。企業名はチーム名に出ていない。
世界の野球もサッカーもチーム名に企業名が入っていない。日本のプロ野球は世界標準と違っている。何故か企業名で呼ばれる。もしかしたら、ぼくはただの天邪鬼なのかもしれない。威張っている企業、世界を席巻しようとしている企業が嫌いというだけに過ぎないのかも知れない。
さて、そういうことで、ぼくはライオンズと広島カープを応援しているのだが、今年は3試合を終えて、ライオンズは3連敗、カープは1勝2敗、嫌いなジャイアンツとホークスは首位に立っている。まだまだ始まったばかりだが、何だか「ああ、今年のプロ野球は終わったな」という気分になってしまった。
今年は野球には期待しないことにしよう。そうだ、何かを期待するから、結果によって、がっかりするわけなのだから、最初から期待しなければいい。何事にも言えることかもしれない。国のことだって、そうだ。選挙の時、自分が投票する人は落選する。期待しない人が当選する。何事に対しても、そんなもんなんだと諦めて、強く期待せず、静かに応援することにしよう。