花見ウォーク!


4月2日、目黑川に沿った道を歩いた。春を迎え、ソメイヨシノが満開で、人々が花を愛でながら歩いている。

ある人は樹上に鳥を見つけて、「名前は何かしら?」とつぶやく。ある人は歩きながら食べ物を食べ、ある人は歩きながら飲み物を飲んでいる。またあるカップルは、桜も見ないで、ただただ手をつないで無言で歩いている。

小さいころ、歩きながら、食べたり飲んだりしてはいけないと教わったのだが、食べたり飲んだりしながら歩いているのはおじいさんやおばあさんで、その飲み物や食べ物を子どもに手渡したりしている。道には食べ物のかすが落ち、飲み物をこぼしたりしている。

小さな橋では、人々が花と川の写真を撮ろうとして、橋の中程に集まっている。中には欲張って、花と川と自分を撮ろうとして、欄干によりかかり、自撮りのカメラでパチリパチリと写真を撮っている。大きな橋では、川を渡る車を通すため、警備員が歩行者を止めたり、車を止めたりしている。

花の色は川面にも映り、ゆらゆらと揺れている。鳥は木々の上でチーチー、ピーチピーチと鳴き騒いでいる。路上では人々が大勢ワイワイガヤガヤと騒いでいる。平成時代最後のさくらまつりの光景に心が少しざわめいている。

この花たちの咲き誇るのも、残り七日間ぐらいだろうか。花は散り、川面はピンク色に染められる。そうして、一年を待って、再び桜は咲くだろう。花たちのサイクルを誰もが楽しみに待ちながら喜んでいる。

人はどうだろうか。春を迎える者、春がなかなか来ないと待ち焦がれる者もいる。そうして人生の晩秋を迎える。そうして、枯れて行くのだ。そう思うと、ただ、深いことは何も考えず、ひたすら人生を楽しみ、それぞれの季節を楽しむほかないようにも思われる。

wildsum について

I am a Japanese language teacher. I like to soccer and cooking,walking.
カテゴリー: エッセイ, 日記 タグ: , , パーマリンク

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