最近の30年間!


 平成時代が30年と4ヶ月足らずで終わった。ぼくが感じるこのおよそ30年間は、経済の停滞、バブル崩壊などいろいろなことが起こり、全体として暗い印象の時代だった。平成だから、暗かったのではない。昭和だったから明るかったのではない。たまたま、そういう時代が続いただけだ。令和にしてもそうだ。令和だから明るくなるとは思えない。

 思いだしてみれば、昭和最後の1988年春、ぼくは長年住んだ関東地方から妻の実家がある九州地方へ引っ越した。言葉や風習はかなり違っていた。環境の違いはけっこうなストレスになった。一年目の冬、そう、あれは平成に変わったころだったか、宴会の最中、数年間やめていたタバコをまた吸ってしまった。以来、ホタル族になってしまった。

 それにしてもストレスはすごいものだった。酔って暴れたこともある。けんかして肋骨にひびが入り、入院したこともある。浮気すれすれの状態に何度も陥りかけて、はらはらどきどきしたこともある。それに、物価があまり上がらず、バブル崩壊時は地価も物価も下がった。給料はほとんど変わらないままだ。何だかはっきりとしないぼんやりとした閉塞感があった。

 それから、平成はじめのころだと思うが、ノートパソコンが世に出て、説明会に赴き、勧められるままに買った。確か20万円ぐらいだったと思う。それから、携帯電話もこのころ登場した。ある人と出会って挨拶したら、大きな携帯電話を取りだして、電話をかけているのを見て驚いたことがある。

 平成は変化が加速度的に早くなった時代だ。ついて行くのに大変だったという思いがある。そこから、バブル崩壊直前まで、誰もがぜいたくな生活をしていた。弾けて以降は苦しい生活に突入したように思う。21世紀に入ってからは、じわりじわりと世の中が暗くなっていった。人生の上でもいろいろなことが起こった。

 昭和だったから、平成だったからというものは何もない。ただの昭和の64年間であり、平成の30年間だ。たまたまそんな時代があったのだと思いたい。昨日も今日も一日の価値において何ら変わりはない。それでも令和には少しだが期待したい。明るくなってほしい。ぼく個人においても、世界においてもすべてが平和で明るい時代になって欲しいと願っている。

wildsum について

I am a Japanese language teacher. I like to soccer and cooking,walking.
カテゴリー: エッセイ, 日記 タグ: , , パーマリンク

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