残像!


記憶の中の残像に容赦なく責め立てられている。いつか許されるだろうと思いながら、蟄居しているのだが、決して消えることのない残像。

過去の罪を追及するように夢に現れる遠い記憶の中の人たちが、いつかは目の前に現れて、ぼくを追及するのではないかと恐れている。

愛したり愛されたり、憎んだり憎まれたり、時に共感と反感の狭間で、傷つけたり、死に追いやったりした人々の記憶は色褪せることなどない。

ウイスキーの琥珀色の中に彼らの影が浮かぶ。幻のように消えそうだが、決して色褪せることなく、今も強い映像として残っている。

生きている限り、人は罪を犯し続けるのだろうか。ならば、もう誰かと愛し合うことも深く触れ合うこともしたくない。

溶けていく氷の中に見え隠れする人々の鮮明な残像に怯えながらも、ぼくは日々、ただただ平穏な日々を追い求めている。

wildsum について

I am a Japanese language teacher. I like to soccer and cooking,walking.
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