お盆!


 お盆はだいたい8月13日から15日だ。多くの人が休暇を取っている。その三日間が終わり、今日は16日になる。今日は、13日にこの世に戻って来てくれた先祖の霊が帰る日だ。

 ぼくの祖母や父の霊が今目の前にいるように思っている。特に父はぼくを厳しく育ててくれた。ぼくは父が生きている間、大嫌いだった。亡くなった後、知った父はぼくをいつも心配してくれる人だった。

 父は1945年8月15日に戦争が終わったにもかかわらず、ロシアに連行され、4年ほどの間シベリアで強制労働をさせられた。シベリアでは多くの戦友が亡くなり、1949年ごろだそうだが、ようやく日本に帰ることができたという。

 その時の父は顔中傷だらけだったそうだ。戦地に赴く前はハンサムで明るかった父は変貌していたという。暗い人間、口の思い人間に変わったという。

 そんな父ができの悪い鬼っ子のぼくをいつも冷たい目で見ていた。だが、ぼくの知らないところではいつも心配してくれていたと死後に知ったs

 いろいろと聞いて知ったことだが、父は20歳前後の10年間を中国の戦地とシベリアの極寒の地で過ごした。こんなことは今の世代では想像できないことだ。

 父を思う。何と辛い青春を過ごしたことだろうか。青春を謳歌することなく、絶望の中で過ごした父、そして、戦後は学歴のなさ故に辛いサラリーマン生活を強いられたのだ。

 父を思う。戦争の被害者の一人である父、靖国祭られなくとも、十分に日本のために戦って命を縮めた父よ!安らかに眠って欲しい。

 父の墓は遠い。だけど、願う。父の魂の安らかなることを。そして、父ばかりではない。靖国神社に祭られなくても、戦争のために犠牲になった人たちの安らかな眠りを、ただひたすら願う!

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wildsum について

I am a Japanese language teacher. I like to soccer and cooking,walking.
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