9月13日(金)十五夜


 今日は満月を愛でる日、といっても、前日まで、月はずっと雲に隠れて見えなかった。今日、きれいに見えることを期待している。

 ところで、日本ではこの日、月見団子を食べるとか、最近では、月見バーガーを食べるとかいった習慣があるようだが、古い習慣ではやはり団子だろう。何はともあれ、月は愛でたいものだ。

 中国では月餅がお世話になった人に送られる。中国にいた時、いただいた大きな月餅が今でも忘れられない。日本で月餅を買おうと思うば、横浜で250円ぐらいの月餅が買える。また近くのスーパーに行けば100円ぐらいで小さな月餅が買える。

 中秋の名月と言えば、古代の人も愛でた月だ。

 月見ればちぢにものこそ悲しけれ我が身一つの秋にはあらねど(大江千里)

 天の原ふりさけみれば春日なる三笠の山にいでし月かも(阿倍仲麻呂)

 名月や池をめぐりて夜もすがら(松尾芭蕉)

 十五夜の名月を見て、何となく悲しさを感じた大江千里、中国にいながら、ふるさとに思いをはせて、感傷にふけった阿倍仲麻呂、また名月を見て、一晩中池を巡り歩いた芭蕉。彼らの思いを考えると、名月への思いは古代より変わらぬものなのだなとつくづくと思う。

wildsum について

I am a Japanese language teacher. I like to soccer and cooking,walking.
カテゴリー: エッセイ, 日記, パーマリンク

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