汽車と電車!


 14歳ごろまで九州に住んでいた。そのころ、移動の手段はバスの他に汽車を利用していた。ところが、千葉県に移り住んで驚いたことに、誰も汽車(きしゃ)ということばを使わない。みんな電車(でんしゃ)という。ぼくは悩んだ。千葉から東京に出るときに乗る鉄道は、汽車と言いたいが、電車というべきなのだろうかとしばらく悩んだ。

 今考えてみれば、汽車とは蒸気機関車で客車や貨物列車を引いて軌道を走る列車のことだそうだ。電気で動いている鉄道はやはり「電車」なのだ。当時はそう思って、納得し、「電車」ということばを使うようになった。

 だが、今日、テレビで、SLの番組を見ていて驚いた。北海道では今でも「電車」という言葉は使わないで「汽車」ということばを使うという。九州でも一部では同じだそうだ。辞書で調べてみた。「汽車」にはもう一つの意味があって、「鉄道の列車、特に長距離列車のこと」という意味もあるそうだ。

 では、かつて、関東地方に出て来た時、ぼくが悩んだのは正しかったのだ。九州や北海道では今でも、誰もが「電車」と言わず、「汽車」といっているのだ。まだ悩んでいる。汽車とは何か、調べてみてわかったことだが、ディーゼル機関車は電車ではない。やはり汽車だ。ただ、東京近郊を走る鉄道はやはり電気を使って走っているならやはり電車だ。

 中国では「汽車」といえば、「自動車」のことだ。日本で言う「電車」や「汽車」は何というかといえば、「火車(huoche)」だ。では、中国語で「電車」はあるのかと調べれば、「路面電車」のことらしい。だんだんややこしくなってきた。ところ変われば品変わるとはよく言ったものだ。

wildsum について

I am a Japanese language teacher. I like to soccer and cooking,walking.
カテゴリー: エッセイ, 日記 タグ: , パーマリンク

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