十代のころは恋に恋した。

二十代のころは、確かに愛した人がいた。

だが、すべて砂上の楼閣のように崩れた。

間違いなくかつて愛した人はいたが、

今は遠い海の向こうに流れ去った。

幻のようなかつて愛した女たちのイメージだけ。

今残っているのは、家族を愛する心、

未来を背負う子供達を愛する心。

愛欲に溺れることもない、静かな愛しかない。

関わる人たちの幸せを祈る愛はある。

愛とはかつてガキの頃に描いたようなものではなかった。

実にはかないものだった。

今は懐かしむしかない。

ただ、人と出会うことを愛(いと)おしむだけ。

枯れた愛とでもいうべきだろうか。

それでも愛には違いない。

ぼくは人間を愛している。

wildsum について

I am a Japanese language teacher. I like to soccer and cooking,walking.
カテゴリー: エッセイ, 日記 タグ: パーマリンク

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