酔っ払う母


 戯(たわむ)れに 母を背負(せお)いて そのあまり

 軽(かろ)きに泣きて 三歩歩まず

石川啄木

 毎晩、焼酎を飲んで、酔っ払って寝る母、 それも夜が明けるころだ。気になって寝られない。ぼくはおかげで寝不足だ。このままじゃ、ぼくの体が壊れてしまう。

 そんなとき、神経内科の医師が軽い睡眠薬を処方してくれた。母は酒を飲む前に睡眠薬を飲むようになった。おかげで酒の量が減った。寝る時間も4時頃になった。ぼくも4時頃には寝られるようになった。ぼくは母の健康より、自分の健康を考えて、母に早く寝て欲しいと願っている。

 母は近頃食べる量も減り、体に入れるものはアルコールがほとんど。体はどんどん小さくなっていく母。そのうち、赤ん坊のように小さくなって床を這うようになるのだろうか。そして、寝たきりになってしまったら、世話をするのが大変だ。

 ぼくは母の心より、自分の負担が大きくなることを心配している。 ぼくはぼくの体を第一に考えている。 人間って、やっぱり、エゴイストなんだろうか。

wildsum について

I am a Japanese language teacher. I like to soccer and cooking,walking.
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