暖冬のせいか、スキー場は雪不足だそうだ。思い返せば、若いころは何度もスキーに行ったものだ。
初めてスキーに行ったのは、24歳の頃の3月下旬、春休みのことだった。場所は草津、3月でも滑ることができるのかと驚いたのを覚えている。
知り合いが、旅行会社をやっていて、10数人のグループで、バスに乗って行った。ほとんど知らない人ばかりだったが、中に一人ベテランがいて、教えてくれるということになっていた。
ところが、そのベテランが、初日にアイスバーンで骨折をしてしまった。それから、三日間、みな、指導者なしで、自由に滑ることになった。
初日は仲良くなった数人で、初心者コースを何度も滑った。そして、100回ぐらい転んだが、二日目、三日目には転ぶ回数はどんどん減って、ずいぶん自信をつけることができた。
その時以来、同僚といっしょに、いろいろな所へ行った。誰かに教えられたことはないが、本を読んでは実践を繰り返し、少しずつ上達していった。みな楽しい思い出ばかりだ。
ところで、このスキー体験で得たのは、転ばなければ上達しないということだ。「失敗は成功の母」というが、本当のことだ。そして、少しずつ進歩が見られるところに楽しみがある。
小さい頃、福岡に住んでいて、何度も雪が降り、家の前の坂道で、ダンボールを尻に引いて滑ったりしたが、最近は関東以西でそんなに雪が降っていないように思う。
酷暑の夏、そして、暖冬。ニュースによれば、年間の平均気温は1度近く高くなっているという。世界は大丈夫なのだろうか。不安になる。
ほとんど進歩が見られない喜びがあります。
Hotondo shinpo ga mi rarenai yorokobi ga arimasu.
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そうですね。もしかしたら、後退する喜びもあるかもしれません。
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「失敗は…」正にその通りです。私も元スキーキチ(今は膝の故障でアウト)で、幼少の頃から滑っていましたが、モーグル志向だったので、上達はしてもいつになっても転んでいました。人はそういうのをバカと呼ぶようです…
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失敗しないで成功するだけの人はいませんよね。スキーは転んでも転んでも楽しかったです。
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