無色透明!


 子どもの時から、人についても、ものについても、熱狂的になったことがない。好きなものも嫌いなものもない。正直言って、無色透明に近い。学生時代、誰からもいるのかいないのかわからないと言われてきた。

 十代のころから、演歌やロックやコンサートと言ったものが嫌いだったが、二十代の頃、友達に誘われ、何度かコンサートに行った。一時期、好きになったこともあった。

 思えば、クラシック音楽や、ジャズや、落語や、舞台劇に興味を持ったこともあったが、ほとんど誰かの影響だった。

 小さい時から、貧しいほうだった。それで、贅沢なものはいつだって、届かないものと諦めてきた。例えば、特に高級料理店とか、贅沢な旅行とかだ。高い食材のエビ、カニ、ウナギなども好きではなかった。

 だけど、結婚してから変わった。妻は贅沢が好きなほうだった。それで、贅沢な旅行をしたり、贅沢なものを食べに行ったりした。また、妻の好きなアメリカの映画やドラマを、それまで好きでもなかったのに、好きになって、いっしょによく見た。

 子どもの時から漫画やアニメがあまり好きではなかった。だけど、子どもができたら、そうは言っておられず、子どもと二人で、アニメを見たり、映画館にアニメ映画を見に行ったりして、いっしょに楽しんだ。

 教師という仕事が嫌いだったが、大学卒業時、就職できる仕事が見つからず、仕方なくて教師になった。それから、真の教師になるために、けっこう努力したし、また、その仕事を楽しむようになった。

 ぼくは無色透明だ。好きなものも嫌いなものもない。基本的に好きなものがあっても、それに夢中になることも、執着することもない。また、好きになれないものがあっても、それを本当に嫌悪する気持ちにはなれない。

 一つだけ言えば、ぼくは、流行り物には飛びつきたくない。なぜなら、そこには危険なものやそうでないものがごったに交じっているからだ。すぐれたものもあるに違いないと思いながら、自分の目で慎重に判断したいと思っている。

 通販、ネットショッピング、テレビショッピングも似ている。中には危ないものも、素晴らしいものも、あるだろう。だが、自分の目で確かめられない以上、購入しようという気にはならない。

 世の中の半分以上は嘘だと思っている。嘘に引っかかることは避けたい。ただ、政治であれ、商品であれ、何事も流されることなく、無色透明の自分の目で見て、判断したいと思っている。

wildsum について

I am a Japanese language teacher. I like to soccer and cooking,walking.
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