と言っても、わたしの恋人や好みの人物の話ではない。日本語の文法の話だ。日本語は助詞が難しいということをよく耳にする。確かに、日本語の助詞は時々わかりにくいことがある。
例えば、「わたしが好きな人」という日本語を聞いたとする。この文の意味について考えてみると、実は、2つの意味があることに気づく。一つは「the person I love」。もう一つは「the person who loves me」だ。中国語で言うと、「我愛的人」と「愛我的人」となる。
このややこしさは、日本語の助詞「が」の働きに、2つの働きがあるためだ。一つは、主格を示す働き。助詞「が」の前にあるのは好きという感情の主体者だ、もう一つは、形容詞の対象を示す働き、助詞「が」の前にあるのは「好き」という感情の対象だ。
この二つの「が」の働きの違いをわかりやすくするために、「わたしが好きな人」の中の、「人」を「花」に変えた場合(1)と、「わたし」を「花」に変えた場合(2)とを比べてみる。(1)の「私が好きな花」は、「the flower I like / my favorite flower / 我最喜愛的花」の意味になり、(2)の「花が好きな人」は「the person who like a flower / 喜歓花的人」の意味になる。
日本語を話したり書いたりする際は、こうした点をいつも考えていなければ、誤解を招きかねない。だから、いつも正確さを考えて書いているつもりだが、何よりも、大事なことは、わかりやすいということだ。正確で簡潔な文ということはいつでもどこでも感じられる言葉の難しさではないだろうか。
I think languages always have some odd or unclear when looked at in isolation. That makes learning language from different countries difficult.
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Learning a foreign language is difficult, but it’s fun to know the differences between different cultures.
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