Pink moon


名月や

池をめぐりて

夜もすがら

(めいげつや いけをめぐりて よもすがら) 

 松尾芭蕉(1644-1694)のこの句は有名だろう。これは秋の句で、旧暦八月十五日の名月を詠んだものだ。「中秋の名月を眺めながら池の周りを歩いていたら、いつの間にか夜が明けてしまった。」という意味だ。

 だが、これは秋に限らなくてもいいように思う。いつだって、美しい月は美しい。ぼくは、14歳の時、エドガー・ライス・バロウズ(Edgar Rice Burroughs, 1875.9.1-1950.3.19)の月シリーズを読んで以来、いつも月にロマンを見るようになった。

 さて、日本時間で明日の午後、月は旧暦三月の満月を迎える。ネイティブアメリカンは、各月の満月に名前をつけたが、四月の満月は春の花にちなんで、「ピンクムーン」と呼ぶそうだ。月が地球に非常に近くなって、大きく見えるらしい。

 ぼくはバロウズの小説を読んで以来、月にロマンを感じるようになったのだが、満月だけでなく、昼間の白い月や、夕方の三日月や半月を見るのも好きだ。そして、この三日間は仕事もないので、毎日、丸くなった月を朝まで眺めている。

 美しい月は、時間も空間も超越している。古代人が眺めた月も、遠く離れた所にいる人が眺めている月も同じ美しい月だ。ぼくは月を眺めながら、遠くにいる人のことを思う。会いたいあの人も同じ月を見ているだろうかと思いながら。

wildsum について

I am a Japanese language teacher. I like to soccer and cooking,walking.
カテゴリー: 日記, 日本文学, , 俳句 タグ: パーマリンク

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