「春のうちに田を耕そう(Let’s cultivate rice fields in in spring)!」
どこかのお寺で目にしたことばだが、それで、何が言いたいのかわからないまま、ことばだけが記憶に残って消えない。
その謎がさっき、解けた。
「春」とは「人生の春(Spring of life)」。
すなわち、若い間に、田を耕すように、人生の下地を作ろうということだろう。「鉄は熱いうちに打て」と似ている。
だったら、「人生の秋(Autumn of life)」にはどうすればいい?
「秋になったら、稲を刈ろう(Let’s harvest rice in autumn)!」ということになる。
人生の春の間に(若いうちに)、基礎をしっかりと身に付けよう。そして、人生の秋には(年を取ったら)、その成果を発揮しようということになる。
今になって後悔している。若い時、しっかりとした基礎を作らなかったことを。しかし、今さら後悔しても遅い。
貧しい田であっても構わない。粗末な田であってもかまわない。今はただ、自分の田から、稲を刈ろうと思う。