東京オリンピックは残すところあと2日となった。サッカーも男女とも、いよいよ大詰めを迎えた。この二日間の記録を記しておく。
- 08/05 女子サッカー三位決定戦 アメリカ 4-3 オーストラリア
- 08/06 女子サッカー優勝決定戦 カナダ 1-1 PK3-2 スウェーデン
- 08/06 男子サッカー三位決定戦 メキシコ 3-1 日本
- 08/07 男子サッカー優勝決定戦 ブラジル - スペイン
8月5日、女子サッカーの3位決定戦が行われた。結果はアメリカがオーストラリアを4-3で破り、これまで、優勝あるいは準優勝しかなかったアメリカが初めての3位となった。オーストラリアはメダルを獲得できなかったものの、初めて4強に加わって、新しい歴史を作ったと言えるだろう。
8月6日、午前、女子サッカー優勝決定戦が行われ、カナダがスウェーデンを破り、初優勝。なお、カナダは2012、2016の大会は連続して3位だった。スウェーデンは前回大会に続いて二度目の準優勝となった。
8月6日、午後、男子サッカー、三位決定戦が行われ、メキシコが3-1で日本を下し、3位となった。メキシコは2012年に優勝を経験しているが、それ以外では、1968年のメキシコ大会で、日本と対戦し、敗れて4位となっている。今回は東京で、日本を破り、その雪辱を果たしたといえる。
なお、日本の代表を応援していたが、残念なことに日本チームに1968年大会の得点王となった釜本邦茂のようなストライカーが不在だったことが敗因だった。ゴール前までボールを運ぶ技術はあるが、最後のゴールを決める職人がいなかった。
日本の得点は全部で7点あるが、その内訳は久保3(南アフリカ、メキシコ、フランス)、堂安1(メキシコ)、酒井1(フランス)、三好1(フランス)、前田(フランス)、三苫(メキシコ)となるが、このうち、フォワード登録の選手は前田だけだ。彼は何故か、ベンチにいることが多かった。
他のフォワードはどうしていたのかと首をひねりたくなる。強烈なフォワード不在は常に課題だ。また、3位決定戦で唯一の得点をあげた三苫も怪我のためらしいが、ほとんど出場機会がなかった中の得点だ。前田選手、三苫選手をもっと使っていたらと思われてならない。
[オリンピック男子サッカー 過去の成績]
ブラジル
- 1位 2016(1-1PK5-4ドイツ)、
- 2位 2012(1-2メキシコ)、1984(0-2フランス)、1988(1-2ソ連)
- 3位 1996(5-0ポーランド)、2008(3-0ベルギー)
- 4位 1976(0-2ソ連)
スペイン
- 1位 1992(3-2ポーランド)
- 2位 1920(※)、2000(2-2PK3-5カメルーン)
メキシコ
- 1位 2012(2-1ブラジル)
- 3位 2021(3-1日本)
- 4位 1968(0-2日本)
日本
- 3位 1968(2-0メキシコ)
- 4位 2012(2-0韓国)、2021(1-3メキシコ)
[オリンピック女子サッカー 過去の成績]
カナダ
- 1位 2021(1-1PK3-2スウェーデン)
- 3位 2012(1-0フランス)、2016(2-1ブラジル)
スウェーデン
- 2位 2016(1-2ドイツ)、2021(1-1PK2-.3カナダ)
- 4位 2004(0-1ドイツ)
アメリカ
- 1位 1996(2-1中国)、2004(2-1ブラジル)、2008(1-0ブラジル)、2012(2-1日本)
- 2位 2000(2-3ノルウェー)
- 3位 2021(4-3オーストラリア)
オーストラリア
- 4位 2021(3-4アメリカ)