
毎年のことだが、正月の神社は人で賑わっている。一年の間に、めったに行かない人も行くようだ。コロナ禍であっても賑わっている。
ぼくの場合は一年中、数え切れないほど行っているが、別に御利益を頂こうという気持ちはない。実を言うと、神様や仏様を信じたから、救われるのだと言う気持ちがほとんどない。
ぼくはいつも祈っている。山や川や空やいろいろなものを見て祈っている。富士山にも、初日の出にも、仏像にも、流星にも祈っている。だが、祈ることより、信じることよりも、大事なことは自分の心だと思っている。
何しろ、若いころ、正月に神社でお祈りして、交通安全のお守りを頂いた直後に、交通事故を起こしたことがあるので、祈ることは祈るが、大事なのは自分の気持ちだと思っている。
ぼくは今、パソコンに向かいながら、いろいろな写真を見返して、ただ、世界平和と、コロナの退散、そして母の健康を祈っている。
