いつでも人命を尊重することが正義の定義であって、人命を疎かにする社会に正義などありえないと思っている。
独裁者が国家を治める国は恐ろしい。独裁者に逆らえば誰でも殺されるか追放される。誰もが口をつぐみ、平和とか戦争反対とか言えない。
また、独裁者が隣国に侵略し、無垢の民を殺戮し、同時に自国の軍人を大勢犠牲にしている。人命の尊重などみじんもない。
世界を見れば、ロシア、中国、北朝鮮等、独裁者が国家を牛耳っている国では、どれだけの人命を奪われているのだろうか。
国民一人一人の命は、独裁者が握っている。もちろん人権などない。悲惨な歴史を繰返して来て、今迎えている21世紀にこんな国が存在しているというのが不思議でならない。
今、世界で対立しているのは資本主義と共産主義ではない。人命を尊重する国家と、尊重しない国家だ。言い換えれば、正義と非正義の対立だ。
とはいえ、非独裁国家のすべてが、正義だとは思っていない。一部には、人命無視の悪人もいる。それでも、独裁者の国家よりは正義に近いと思っている。
世界の人々はどちらを選ぶのだろうか。自国の経済のために、独裁者国家を選ぶ国も多いだろう。だが、長期的に見れば、それは国家の悲劇を招くだけだ。