いつでも、どこでも、いちばん大切なものは人の命であるはずだ。だが、連日、爆弾や拳銃で多くの人、特に弱い者の命が奪われている。そんなニュースを耳にする度にわたしたちは心を痛めている。
しかし、一方、銃による恐怖を取り除くには銃を手に入れるべきだという人もいる。核兵器に脅されたら、核兵器を持つべきだという人もいる。
これで、銃やミサイルなどを購入する人が増える。おそらく武器商人たちはほくそ笑んでいるだろう。独裁者もそうだが、武器商人の金儲けは、人の死によって、成り立っている。
人の命を軽視する人たちが、政治のトップにいたり、大金持ちになったりする世界なんて信じられない。それが本当の世界なら、この世界を創造した神はどこかで狂ってしまったとに違いない。