
わたしには友達があまりいないが、親友が一人だけいる。
ただ、その親友とは、もう2年半さまり会っていない。
コロナ禍だから仕方ない。
今は、日々散歩の中で、出会う花鳥風月が親しい友達だ。
外を歩けば、電線の雀や野原を歩く小鳥、
目を楽しませてくれる季節の花、
移り行く季節を感じさせてくれる風だ。
それに、西に見える山々や夕焼け空なんかも毎日会う親友のように思っている。
月だけは最近会っていないが、近いうちに会えるだろう。
自然は変わりないが、日常生活はコロナで壊された。
かつて、親友と酒を酌み交わした頃のことが懐かしい昔話のようだ。


