
近所を散歩していると、至る所にソメイヨシノが咲いている。どこでも、美しいサクラが見られる。
かつて、大学を受験したとき、合否を電報で受け取った。「サクラチル」、つまり、不合格だ。「サクラサク」というのは、三つ受験した中で一つ受け取った。
春になれば、必ずサクラは咲く。全世界に春が訪れ、サクラが咲いて欲しいものだと願う。
昨日、某大国の主席は戦争犯罪者のもとを訪れと金ぴかの宮殿に迎えられた。
また、同じ日、我が国の首相は被害を受けている国を訪問した。残虐な殺戮が行われた町を訪れ、花束を手向けた。
これが何を意味するのか、世界が完全に分断されている。民主主義と全体主義の対立だ。世界の未来は非情に暗い。
少し、刹那主義的な思いのようだが、せめて、今咲くサクラを愛でて、楽しみたいと思う。