うれしさまぎれ!


うれしさまぎれに軽はずみな承諾を与えてはならない。酒の酔いにまかせて腹を立て怒ってはならない。

<洪自誠『菜根譚』(岩波文庫の名句)>


よくあることだが、褒められてうれしく思ったあとに、面倒な仕事を頼まれて、つい承諾してしまう。具体的に言えば、退勤時間のぎりぎりで、上司にほめられたら、用心すべきだ。

「字が上手だね。」

「ありがとうございまなす!」

「この仕事やってくれる?」

まあ、この程度のことなら許されるし、承諾してもいい。あるいは、お互いの利益になることなら、承諾してもいい。学生時代、叔父さんに字を褒められて、文字を書き写すアルバイトを頼まれた。わずかだったが、収入にもなるし、字の練習にもなった。褒めて喜ばせた上で、頼み事をするというのは、誰もがよく使う方法で子供の場合は頻繁に使っている。

「おかあさん!今日もきれいだね!」

「何がほしいの?」

「お小遣いちょうだい!」

 子供の世界では、日常茶飯事だろう。だが、大人の世界では、危険なことも多い。気をつけなければならない。実際にあったことだが、ある時、友人と酒を飲んだ。いろいろとおだててきて、最後には酒代もごちそうしてくれた。うれしい酒だと思っていたら、「実は」と、頼み事をされた。それが違法ぎりぎりのことだった。つい、承諾しそうになったが、あわてて、拒否した。もちろん、それ以後、彼とは交際を絶ち切った。

酒の酔いにまかせて、怒ってしまうこともよくある。問題を起こしてしまうこともある。酔ってもいいが、酔っ払わないことだし、少し酔ったと思ったら、言動に注意すること、そして、冷静になることが大事だ。

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日本の長所と短所!


 


わたしの同僚のひとりは、日本の特徴を、つぎのような三行詩に歌い上げた。

「女にはペチコートがなく、

家には南京虫がたむろせず、

国には法律家が一人もいない。」

これは、あまり詩にはなっていないが、正確さにおいてはそのものズバリである。

<オールコック『大君の都』(岩波文庫の名句)>


オールコックは明治時代、英国総領事として赴任した人物だ。日本について観察し、日本人について記したものだ。明治時代の日本の長所と短所をうまくついている。そして、それは平成の今もあまり変わっていないように思う。清潔で平和な国だが、まともな法律家も政治家もいない。

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猛暑の残暑!


残暑の猛暑、

今年はいろいろなことばが世間を賑わした。

激暑、酷暑、烈暑、極暑。

今まであまり使われていなかったことばだ。

日本だけではない。

世界中で異常な気象が続いている。

地球は大丈夫なのかと心配になる。

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帰って来た猛暑!


台風の去った8月10日、再び猛暑が帰って来た。立秋は過ぎているので、残暑と言うべきなのだろうが、天気予報によると、残暑というより、盛暑とか烈暑というような天気だ。

以前のぼくなら「おかえりなさい」という気分だ。夏が大好きなぼくは猛暑を歓迎する。この夏は異常だと言うが、夏はいつだって暑い。未経験の暑さだというが、猛暑が長く続いているだけだ。こんな暑さは何度も経験している。

しかし、これじゃ農家の人たちも大変だ。体の弱い人にとっても大変だ。豪雨被災地の人たちにとっても大変だ。お年寄りは耐えられないかもしれない。

ある一つの現象は、ある人にとって歓迎されるが、ある人にとっては歓迎されない。自分の見ている範囲だけで考えてはいけない。見えないところにいる人たちのことも考えなければならない。

 

 

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青春!


「青春」、大きくて、元気がよくて、愛に溢れて-優美さと、力強さと、魅力に横溢する青春よ。

君は知っているか、ひょっとしたら「老年」というやつが君たちに劣らぬ優美さと力強さと魅力を備えて君たちのあとからやってくるのを。

(『岩波文庫の名句』ホイットマン『草の葉』)


若い時はたしかに元気も愛も優美さも力強さもあった。しかし、年を取るにつれて、それらの力を失ってきた。だが、一方で、得てきたものもある。それは知力や経験だ。

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spam?


コメントを見ると、スパム(spam)の中に大量のコメントが入っていました。何をもってスパムとしたのかと考えてみましたが、それは、日本語以外の言語によるコメント(英語、ロシア語等など)だったからでしょうか。また、別の理由があるのでしょうか。

ともあれ、一つ一つ機械翻訳させて、内容チェックをしてみました。ただし、機械翻訳の頼りなさ!十分に読み取れないものもありましたが、投稿内容と関係がないものはスパム、関係がありそうなものはスパムではないと判断しました。

それで、さっき、いくつかを承認済みにしました。承認済みにしたものの、数が多く。返事を書けそうにないので、この場を借りて、コメントに感謝し、返事の書けないことを謝罪します。

 

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教育


鐘が鳴ったら教室に入るのだ。あらかじめよく予習をして、本の一章一節をよく調べておく。すると後で、先生が、本に書いてあることしか何も言わぬことがよくわかる。

(『ことばの贈り物 岩波文庫の名句』ゲーテ『ファウスト第一部』)

 

教室において、教科書に書いてあることをただ辿るだけの先生なんて要らない。映画「いまを生きる」において、ロビン・ウィリアムズ演じる英語教師キーティング先生が教科書を破らせたシーンを思い出す。

自分が高校生の時、教室に入ると、出席を取り、教壇に立ち、話し続けて、最後まで学生の顔を見ることもなく、教室を出て行く教師がいた。反面教師だ。

もう一つ思い出すことがある。三島由紀夫の『不道徳教育講座』にあった、「先生を馬鹿にすべし」という文章だ。ただ、馬鹿にするのではない。先生を馬鹿にできるくらい、予習をしなければならない。高校二年生の時、この本のおかげで、英語教師を馬鹿にして、成績をぐんと上げることができた。

先生の役割について、いろいろ考えさせられる。ぼくは本に書いてあることを要約し、さらに、何をプラスするかいつも考えている。

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才能


才能を疑い出すのがまさしく才能のあかしなんだよ。(ホフマン短編集)

自分を天才だと思っている人は自分の才能を疑わない。

自分を凡才だと思っている人は常に自分の才能を疑っている。

才能とは、うぬぼれたとき、消滅する。

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望み!


ぼくは今以上の金がほしいとは思わない。

ぼくは有名人になりたいと思わない。

ぼくは今以上の地位も名誉もほしくない。

ぼくは運命以上の命を求めない。

ぼくは安穏と平和以外求めていない。

そして、ぼくは今できることをしたい。

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官位も金もいらぬ人


命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、仕末に困るものなり。この仕末に困る人ならでは、艱難をともにして国家の大業は成し得られぬなり。(西郷隆盛『西郷南洲遺訓』)


命もいらない、名誉もいらない、官位も金もいらないという人は、始末に困るものだ。だが、この始末に困る人でなかったら、困難をともにして、国家の大業を成し遂げることなどできないものだ。

この始末に困る人といっしょだったら、ともに苦労して、国家の大業を成し遂げらることができるというのだ。西郷隆盛にはそういう盟友がいたのだろう。そして、そういう人がいたからこそ、明治維新は成し遂げられたのだろう。ふと思い出すのは、キューバ革命だ。チェ・ゲバラとカストロの二人だ。

反対を考えれば、どうだろうか。今の日本の政府には、命を惜しみ、名誉や官位を重んじる人がたくさんいるような気がする。特に名誉、地位、金に執着して嘘をつく人が多い。そんな人たちがいっしょになって、どんな国家の大業をなし遂げられるというのだろうか。

今の時代、命も要らないというのは恐ろしいかもしれない。自爆テロなどを連想してしまう。第二次大戦時の神風特攻隊も思い起こさせる。神風は英語の辞書にも「kamikaze」と載っている。それほどアメリカにとっては恐ろしく、始末に困るものだったのだろう。今の時代の政治家としては、「命」を「政治家としての生命」ぐらいに置き換えたい。

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