思索07/03
「町を守るのは警察じゃない。町の人の笑顔が町を守るんだ。」ドラマの中の台詞
これを拡大解釈すれば、たとえば、
1、組織(学校や会社など)を守るのは管理職じゃない。組織を構成する人たち(教師や生徒、社員)の笑顔が組織を守る。
2、国を守るのは軍隊ではない。国民の笑顔が国を守る。
国民の笑顔が多い国は平和だ。だが、ロシアがウクライナを侵略している今、笑顔で国が守れるなんてあり得ないのは明らかだ。
今年の2月、プーチンはウクライナ人から、笑顔を奪った。独裁者の支配する大国がかつての帝国の復活を夢見て、攻め込んできたら、小さな国は、笑顔をふりまいても、ただ国を奪われるだけだ。
ふと、思うことがある。紀元前の中国戦国時代、強国秦に対抗するため、六つの小国が合従連衡(がっしょうれんこう/consolidation)した。
今の時代でいえば、NATOがこれに当たるだろうか。アジアではどうだろうか。日韓、東南アジアが、相互安全条約を結ぶというようなことになるのだろうか。
多くの人が言う「抑止力」とは何なのだろうか。強い軍隊、あるいは、防衛力なのだろうか?それとも、小国の結束なのだろうか?結論を出すのは難しい。だが、いろいろ考えてみるほかない。